常にユーザーの立場で考える「最先端技術」搭載
操作性抜群の操作パネル
可動式パネルは、作業者の立ち位置に合わせて向きを変えることができるため、操作性に優れ、ストレスなく作業が行えます。
美しく見やすい大型フルカラー液晶タッチパネル
10.4インチ(211.2mm×158.4mm)サイズ、フルカラータッチパネルを採用。対話式ピクチャー画面は、日本語はもちろん、英語・簡体中国語・繁体中国語・韓国語・インドネシア語・タイ語・ベトナム語の8言語で表示可能です。
※C551HXGは5言語、C550SZシリーズは6言語となります。
3枚刃の採用により
加工速度の高速化と品質の安定性を
可能にしたメカニズム
(C551SSAシリーズは並列3枚刃、C551HXGは直列3枚刃)
切断・先端剥き・後端剥きの刃をそれぞれ区別することにより、被覆の剥き部分の品質安定と加工速度の高速化を可能にしました。
※C551SSAシリーズでは従来のC551Sシリーズと互換の中心刃のみでの加工モードも選択可。
圧倒的なスピードを追求
最速10,000本/hオーバーの驚異的な実力
(C551HXG ※L=100mm)
独創のインライン方式により持ち替え動作のロスを無くし高速化を実現。
KODERA独自開発のHXアプリケータによリ
スピーディーな段取り替えが可能
(C551HXG)
軽量ミニマムサイズのアプリケータには数々の情報が記憶され、段取り替え時間を大幅にカットします。
「圧着圧力を視る。」クリンプフォースモニタ標準装備
圧着機のラム部分にロードセルを装備し、1本1本の端子圧着時に常に正確なクリンプフォース(圧着圧力)を計測します。圧着機のクランク軸にはエンコーダーを搭載し、角度で管理をしているので電圧変化などによる計測タイミングのずれが発生しません。
クリンプフォース(クリンプハイト)自動設定
(C551SSAシリーズ、C550SZシリーズ)
圧着品質はクリンプハイトで管理されています。クリンプフォース(圧着圧力)はクリンプハイトと相関しています。
クリンプフォースを指定すれば、本体が自動的にクリンプハイトを調整します。さらに、オプションのCHA(クリンプハイト自動再現装置)を装備すれば、2回目以降はメモリーから読み出すだけでクリンプハイトを再現します。(C550SZシリーズはCHAを標準装備しています)
きめ細やかな設定が可能
圧着圧力波形全体の上限許容値、下限許容値を任意で設定できます。さらにC551SSAシリーズとC551HXGでは、連続した二つの領域(領域A、領域B)に対して個別に上限許容値、下限許容値を設定する事が可能です。圧力が不安定になりがちなキャリアカット領域を無視する設定も可能な上、芯線切れ等による微小な圧力変化にも対応できる柔軟な設定が可能です。小さな端子や細い電線で圧力変化が少ない場合でも連続動作を妨げません。
許容範囲の%や位置も任意の設定が可能です。グラフのような柔軟な検出設定が可能です。(※C55155Aシリーズ、C551HXG)
クリンプフォースモニタで検出できるおもな圧着不良
芯線切れ | 芯線の一部を切り落として圧着した状態です。 |
芯線切断 | 芯線の全てを切り落として圧着した状態です。 |
ストリップ不良 | 被覆の剥きが出来ていない状態で圧着した状態です。 |
芯線こぼれ | 端子のバレルから芯線がはみ出して圧着した状態です。 |
空圧着 | 圧着位置に端子が無い状態で圧着した状態です。 |
二度打ち | 同じ電線に端子を二度圧着した状態です。 |
圧着時に線材を常に安定化させるシフトダウン方式採用
(C551SSAシリーズ、C550SZシリーズ)
圧着時に線材を沈み込ませることにより、線材の曲がりや圧着位置のズレを防ぐので圧着状態が常に安定しています。ポストフィード、プレフィードにも設定にて対応できます。
用途によって使い分けられるローラー
太い線材には強いグリップ、細い線材には優しいグリップが必要です。
グリップカの強い順に、綾目荒ローラー、綾目細ローラー、綾目極細ローラー、サンドショットローラー、ウレタンローラーを用意しました。線材に合わせてお選びいただけます。
太いものから細いものまで1台で加工
対応線材の太さは#12~#32(C551SSAシリーズ、C550SZシリーズ)、#18~#34(C551HXGシリーズ)という驚異的なワイドレンジに対応。多品種生産にも柔軟に対応します。
ガイドパイプによる正確な圧着
ガイドパイプの採用により、線材を固定し極限まで端子に近付けることができるので、より正確な加工を実現します。線材の直径に合わせ、⌀1・⌀1.25•⌀1.5•⌀1.75•⌀2•⌀2.25•⌀2.5•⌀3•⌀3.5•⌀4•⌀5•⌀6の12種類が揃っています。(C551SSAシリーズ、C550SZシリーズ)
測長補正で正確な寸法
バックテンションなどで設定値より加工寸法が短くなることがありますが、測長補正により常に正確な加工が可能です。
旗形端子・クローズドバレル端子も圧着可能
(C551SSAシリーズ、C550SZシリーズ)
通常端子圧着から旗形端子圧着、クローズドバレル端子圧着も画面設定で簡単に切り替えられます。
あらゆるアプリケータを使用可
C551SSAシリーズ、C550SZシリーズは、アプリケータ各メーカーに合わせた取付ベースを使用することにより、ワンタッチでアプリケータの脱着が行えます。
※C551HXGはHX専用アプリケータを使用します。
先後端の刃の数値が自由に
先端側加工時の刃の数値と、後端側加工時の刃の数値を個別に設定できるため、ガラス線など特殊な線材加工にとても有効です。
ストリップダストによるトラブルが激減
キャリアダストとストリップダストを分別してダストボックスヘ。さらにC551SSAシリーズとC551HXGシリーズは強力な吸引により被覆カスの飛散が激減。新機能「剥き後切断」モードの搭載でストリップダストが刃に残って生じるトラブルが激減しました。しかも加工速度にほとんど影響はありません。(C551SSAシリーズ)
ユーザーのニーズに応える加工機のバリエーション
両端圧着、両端防水シール挿入、撚り、ハンダ、高速機…。電線加工現場の要求に応えるバリエーションと豊富なオプションでニーズにお応えします。
CASTINGと基本操作を共通化
CASTINGユーザーは研修期間が短縮できる
CASTUGNONの基本操作及び用語は、KODERAの線材加工機CASTINGシリーズと共通化していますので、すでにCASTINGユーザーの方は容易に基本操作を習得することが可能です。
SUAハンダ装置
ベテランの技を簡単設定
線材の太さや付けたいハンダの量に合わせて、ハンダ槽への投入スピード、投入深度、投入時間、引き抜きスピードを簡単に調整。目的に合わせた全ハンダ、部分ハンダも思いのままに調整できます。
デジタル温度調節
ハンダ槽の温度はデジタル制御。設定した温度を確実に維持できます。
飛散の無いフラックス機構
フラックスを付着させたローラーを上下に設置し、その間を線材が通過する速度に合わせてほんの少しだけ回転させることでフラックスの飛散を防止します。(後端ハンダ装置)また、線材とフラックスローラーの接する長さは思いのままに調節できます。
美しい撚りの技術
CASY-645自動線材撚り機
(C550SZTS、C556SZTS、C550STSWⅡに標準装備)
撚りの美しさで高い評価のCASTING C370Aの撚り機「CASY-637A」のメカニズムを継承しています。撚る量と掴む強さが簡単に調節でき、線材ごとの一番きれいな撚りが可能です。また、片端撚り、両端撚りがワンタッチで設定可能です。
クリンプハイト
CHAクリンプハイト自動再現装置
(C550SZTS、C556SZTSに標準装備)
加工データをメモリーに記憶する際にラム高さ情報も同時に記憶し、後日メモリーを読み出した際にラム高さを自動で再現する装置です。C551SSAシリーズにオプションとして装着することが可能です。
進化した防水シールサプライヤー
防水シールに合わせた
防水チャック&キャリーピン
DF-01 Disk Feeder【特許取得済み】
(C555SSA、C558SSA、C556SZTSに標準装備)
専用ディスクにより防水シールが正しい向きに選別されるため、よりスピーディな供給が安定して行われます。センサーで防水シールを監視し、最後の1個まで供給が出来ます。ストレートフィーダーのように振動を微調整する必要が全くありません。
また、簡単に段取り替えが出来ます。